1
00:00:47,916 --> 00:00:50,875
NETFLIX プレゼンツ

2
00:01:20,500 --> 00:01:27,500
名前は
この世で最も短い“呪(しゅ)”

3
00:01:50,041 --> 00:01:52,791
お師匠様
守護呪(しゅごしゅ)が出せません

4
00:01:54,083 --> 00:01:54,958
清明(せいめい)よ

5
00:01:55,500 --> 00:01:58,583
命を懸けて
守りたい者がいるか？

6
00:01:58,666 --> 00:02:00,041
母です

7
00:02:01,083 --> 00:02:02,291
では母を思え

8
00:02:10,666 --> 00:02:11,500
もう一度

9
00:02:13,958 --> 00:02:15,166
もう一度だ

10
00:02:16,333 --> 00:02:18,541
清明　もっとやれ

11
00:02:19,541 --> 00:02:20,791
清明　逃げて

12
00:02:20,875 --> 00:02:23,458
キツネの子を逃がすな

13
00:02:23,541 --> 00:02:24,458
母様

14
00:02:24,541 --> 00:02:28,000
母様

15
00:02:30,958 --> 00:02:32,416
なぜやめた？

16
00:02:35,083 --> 00:02:36,083
お師匠様

17
00:02:36,750 --> 00:02:40,250
守護呪は
必要なものでしょうか？

18
00:02:41,250 --> 00:02:44,291
“守護”の意味が
分からないのか

19
00:02:45,375 --> 00:02:48,375
では 試してみましょう

20
00:03:00,166 --> 00:03:01,041
お師匠様

21
00:03:01,125 --> 00:03:02,791
別の空間をつなげ―

22
00:03:03,750 --> 00:03:05,291
移動させればいい

23
00:03:06,416 --> 00:03:09,625
勝てば
己を守ったことになるはず

24
00:03:10,958 --> 00:03:12,791
こざかしい

25
00:03:14,458 --> 00:03:18,500
真に強大な敵と出会ったら
どうするのだ？

26
00:03:18,583 --> 00:03:21,583
お前は最も優秀なる弟子だ

27
00:03:21,666 --> 00:03:25,875
守護呪は陰陽師にとって
最も基本で最強の印

28
00:03:29,083 --> 00:03:32,625
使えないお前は
真の陰陽師ではない

29
00:03:39,625 --> 00:03:40,583
清明

30
00:03:42,875 --> 00:03:45,625
この世に
守りたい者はいるか？

31
00:03:50,500 --> 00:03:52,041
お師匠様は？

32
00:03:55,083 --> 00:03:55,916
いる

33
00:04:34,458 --> 00:04:37,458
我が血をもって命ず
式神(しきがみ)よ　来たれ

34
00:04:51,791 --> 00:04:53,041
雪天狗(ゆきてんぐ)

35
00:04:53,125 --> 00:04:54,500
金霊子(きんれいし)

36
00:04:54,583 --> 00:04:55,916
狂画師(きょうがし)

37
00:04:56,666 --> 00:04:57,833
ここに

38
00:06:41,166 --> 00:06:42,416
守護呪を出せ

39
00:07:22,208 --> 00:07:23,291
お師匠様

40
00:07:40,791 --> 00:07:43,666
お仕えできたことは
喜びでした

41
00:09:01,541 --> 00:09:02,416
お師匠様

42
00:09:03,916 --> 00:09:05,541
禍蛇(かだ)の毒を

43
00:09:06,500 --> 00:09:08,208
解毒する薬は？

44
00:09:09,458 --> 00:09:12,833
禍蛇は天地開闢(かいびゃく)以前から

45
00:09:12,916 --> 00:09:15,333
存在していた生き物だ

46
00:09:16,125 --> 00:09:19,041
この世の執念と欲を糧とし

47
00:09:19,958 --> 00:09:21,541
衰えることなく

48
00:09:22,916 --> 00:09:24,458
永遠に生き続ける

49
00:09:26,666 --> 00:09:28,375
解毒は不可能だ

50
00:09:29,416 --> 00:09:34,416
金霊子が命と引き替えに
禍蛇を殺したはずでは？

51
00:09:35,458 --> 00:09:37,333
あれは影に過ぎない

52
00:09:39,416 --> 00:09:45,000
本体は老いず 滅びもせずに
存在し続けているのだ

53
00:09:46,791 --> 00:09:48,416
本体はどこに？

54
00:09:50,583 --> 00:09:52,208
天都(てんと)城にいる

55
00:09:55,375 --> 00:09:59,875
ある者が体を“器(うつわ)”として
禍蛇を封印している

56
00:10:01,416 --> 00:10:03,041
300年前のことだ

57
00:10:03,125 --> 00:10:07,125
南疆(なんきょう) 東島(とうとう) 西域(さいいき) 北天都(ほくてんと)―

58
00:10:07,208 --> 00:10:12,166
４つの流派が力を合わせ
蛇を天都城に封じ込め

59
00:10:12,250 --> 00:10:18,041
青龍(せいりゅう) 朱雀(すざく) 白虎(びゃっこ) 玄武(げんぶ)という
四神の像に守護させた

60
00:10:18,916 --> 00:10:21,250
その後も 影が現れるたび

61
00:10:21,333 --> 00:10:26,791
各流派最強の“法師”が
天都に赴き 影を斬ってきた

62
00:10:27,958 --> 00:10:31,125
蛇を斬る者は常に存在する

63
00:10:32,416 --> 00:10:33,958
今はお前なのだ

64
00:10:36,666 --> 00:10:37,958
東に向かえ

65
00:10:39,625 --> 00:10:42,541
私からの最後の教えだ

66
00:10:43,625 --> 00:10:44,666
行くのだ

67
00:10:46,791 --> 00:10:48,250
なぜ私が？

68
00:10:50,166 --> 00:10:51,041
清明よ

69
00:10:52,416 --> 00:10:56,541
移ろい 変化する
この世界に生きている限り

70
00:10:58,125 --> 00:11:03,041
別れは
いつか必ずやってくるものだ

71
00:11:03,125 --> 00:11:04,125
お師匠様

72
00:11:05,333 --> 00:11:07,083
行かないで

73
00:11:11,125 --> 00:11:13,083
お前は私とは違う

74
00:11:13,666 --> 00:11:17,916
人々の運命を導く血が
その体に流れている

75
00:11:21,166 --> 00:11:24,291
私の命はここで尽きるだろう

76
00:11:28,125 --> 00:11:31,125
お前は人々に
その名を知らしめよ

77
00:11:31,208 --> 00:11:33,083
名など どうでもよい

78
00:11:36,208 --> 00:11:37,083
いいや

79
00:11:39,916 --> 00:11:41,375
お前の名は

80
00:11:43,916 --> 00:11:45,750
陰陽師だ

81
00:12:06,458 --> 00:12:09,750
原作　夢枕獏「陰陽師」

82
00:12:12,208 --> 00:12:18,875
禍蛇の影があちこちに出現し
法師が動き出しているらしい

83
00:12:20,666 --> 00:12:22,750
すぐ天都にやってくる

84
00:12:24,791 --> 00:12:29,250
何か心配なことでも
おありですか？

85
00:12:32,291 --> 00:12:34,041
そなたのことだ

86
00:13:08,875 --> 00:13:11,041
出来たてだ　うまいぞ

87
00:13:11,125 --> 00:13:12,208
まあ たくさん

88
00:13:17,541 --> 00:13:18,875
先に行くわ

89
00:13:18,958 --> 00:13:20,208
また後で

90
00:13:22,791 --> 00:13:24,666
いいぞ

91
00:14:17,500 --> 00:14:18,375
妖魔か

92
00:14:19,416 --> 00:14:20,291
妖魔だな

93
00:15:28,291 --> 00:15:30,208
さっきの笛吹きか？

94
00:15:51,833 --> 00:15:53,250
妖魔め

95
00:15:54,000 --> 00:15:57,000
玄象(げんしょう)は
静雲台(せいうんだい)に下された琵琶だ

96
00:15:57,083 --> 00:15:59,083
それを盗み出すとは

97
00:16:01,083 --> 00:16:02,083
理由がある

98
00:16:04,333 --> 00:16:05,541
昔 愛した女が

99
00:16:06,625 --> 00:16:09,791
生前
宮中で玄象を弾いていた

100
00:16:11,208 --> 00:16:17,083
女をしのび もう一度
玄象の音を聞きたかったのだ

101
00:16:53,916 --> 00:16:58,875
死んだ女を懐かしんだだけだ
悪意はなかろう

102
00:16:58,958 --> 00:16:59,958
本気か？

103
00:17:01,416 --> 00:17:04,708
妖魔に
情けがあるというのか？

104
00:17:08,791 --> 00:17:10,833
妖魔にも情けはある

105
00:17:22,708 --> 00:17:24,750
玄象をそなたに返せば

106
00:17:25,416 --> 00:17:28,041
あれを逃がしてもよいか？

107
00:17:28,125 --> 00:17:29,291
人ならよいが

108
00:17:31,916 --> 00:17:33,083
妖魔はならん

109
00:18:44,791 --> 00:18:45,583
よい剣だ

110
00:18:45,666 --> 00:18:46,708
お前…

111
00:18:58,208 --> 00:18:59,333
素晴らしい

112
00:18:59,416 --> 00:19:00,750
素人が弾くな

113
00:19:01,458 --> 00:19:04,875
では そなたが弾いてくれ

114
00:19:04,958 --> 00:19:07,291
法師が妖魔に味方とは

115
00:19:07,375 --> 00:19:08,750
情けないことだ

116
00:19:11,750 --> 00:19:15,083
弾きたくなければ
そう言えばいい

117
00:19:15,166 --> 00:19:16,958
悪態をつくな

118
00:19:36,958 --> 00:19:39,916
次はいつ
おいでくださいます？

119
00:19:40,000 --> 00:19:41,458
また今度来る

120
00:19:44,000 --> 00:19:45,208
清明様

121
00:19:51,000 --> 00:19:51,916
お前か

122
00:19:53,083 --> 00:19:54,375
お礼がしたい

123
00:19:55,458 --> 00:19:56,750
何の礼だ？

124
00:19:59,333 --> 00:20:01,666
妖魔にも情けがあると

125
00:20:04,500 --> 00:20:05,791
おっしゃった

126
00:20:12,875 --> 00:20:15,208
あなた様の式神になりたい

127
00:20:24,666 --> 00:20:26,458
お前の名を教えよ

128
00:20:29,583 --> 00:20:30,875
殺生石(せっしょうせき)

129
00:20:41,166 --> 00:20:41,958
兄弟子だ

130
00:20:46,333 --> 00:20:47,416
おかえりなさいませ

131
00:20:50,958 --> 00:20:52,000
聖旨です

132
00:20:54,208 --> 00:20:59,041
天に応じ　時に順じて
ここに命を受けん

133
00:20:59,125 --> 00:21:01,375
禍蛇の影が各地に出現し

134
00:21:01,458 --> 00:21:04,166
本体の覚醒も危ぶまれる

135
00:21:04,833 --> 00:21:08,666
静雲台は数百年にわたって
天都を守り

136
00:21:08,750 --> 00:21:11,916
妖魔を下し 屈服させてきた

137
00:21:12,750 --> 00:21:16,791
禍蛇を斬らんとする者は
直ちに参内せよ

138
00:21:16,875 --> 00:21:18,291
以上である

139
00:21:28,541 --> 00:21:29,875
どうぞ

140
00:21:29,958 --> 00:21:33,416
祭天大典は明日
今日はお休みください

141
00:21:33,500 --> 00:21:34,541
すまないな

142
00:21:35,291 --> 00:21:36,250
あちらへ

143
00:21:44,083 --> 00:21:45,833
なぜそなたが？

144
00:21:46,416 --> 00:21:47,916
祭天大典のため

145
00:21:48,666 --> 00:21:51,833
妖魔に肩入れするような者が

146
00:21:51,916 --> 00:21:54,333
なぜ祭天大典に？

147
00:21:54,416 --> 00:21:58,500
そなたのような
手が先に出るような男さえ

148
00:21:59,208 --> 00:22:01,000
堂々と入っている

149
00:22:06,416 --> 00:22:07,500
博雅(ひろまさ)殿

150
00:22:08,500 --> 00:22:10,708
高い所がお好きなようだ

151
00:22:11,666 --> 00:22:12,708
もう一度？

152
00:22:12,791 --> 00:22:15,083
お前のような男は嫌いだ

153
00:22:16,625 --> 00:22:18,916
正々堂々と相手しろ

154
00:22:19,000 --> 00:22:19,875
よかろう

155
00:22:20,875 --> 00:22:22,000
だが嫌だ

156
00:22:23,041 --> 00:22:24,083
何だと？

157
00:22:24,166 --> 00:22:25,291
清明様

158
00:22:30,083 --> 00:22:32,125
負けるのがお嫌い？

159
00:22:39,291 --> 00:22:42,708
あなたは南疆の阿瀧(アーロウ)法師？

160
00:22:45,333 --> 00:22:48,833
博雅様の雄姿は
つとに有名です

161
00:22:48,916 --> 00:22:54,541
天都城の娘にとって
憧れの君でございますよ

162
00:22:56,791 --> 00:22:58,500
夜も更けました

163
00:22:58,583 --> 00:23:01,875
早くお休みください

164
00:23:01,958 --> 00:23:03,291
鶴守月(かくしゅげつ)様

165
00:23:10,916 --> 00:23:12,750
高齢の泓箬(ホンルオ)殿は

166
00:23:12,833 --> 00:23:14,291
もうお休みだ

167
00:23:14,875 --> 00:23:19,416
そのような大声は
ご迷惑になるかと

168
00:23:20,375 --> 00:23:21,333
そうだな

169
00:23:26,041 --> 00:23:27,375
阿瀧殿

170
00:23:28,875 --> 00:23:29,875
それは？

171
00:23:33,666 --> 00:23:35,833
南疆の習慣です

172
00:23:35,916 --> 00:23:39,458
寝る前に虫を放し
四方を守らせます

173
00:23:39,541 --> 00:23:42,958
妖魔から身を守るためです

174
00:23:43,041 --> 00:23:44,375
心配はご無用

175
00:23:45,500 --> 00:23:48,041
この司天監は結界で守られ

176
00:23:49,583 --> 00:23:52,791
いかなる妖魔も入れません

177
00:23:59,125 --> 00:24:00,375
感謝します

178
00:24:11,333 --> 00:24:12,416
清明殿

179
00:24:13,000 --> 00:24:14,416
お休みください

180
00:24:32,875 --> 00:24:34,083
何かご用で？

181
00:24:35,000 --> 00:24:37,125
鶴守月殿とは何者だ？

182
00:24:37,708 --> 00:24:40,208
内廷の法師でございます

183
00:24:40,291 --> 00:24:43,125
司天監の全てを
統べるお方です

184
00:27:05,666 --> 00:27:07,791
私が最後かと思ったが

185
00:27:12,916 --> 00:27:17,833
泓箬様は ご老体とはいえ
まさか寝過ごされたとか？

186
00:27:17,916 --> 00:27:20,041
長平(ちょうへい)公主のおでまし

187
00:27:37,958 --> 00:27:40,708
公主は並外れたお方とか

188
00:27:40,791 --> 00:27:42,291
権謀に優れ

189
00:27:43,333 --> 00:27:46,666
30歳近くになっても
嫁ごうとしない

190
00:27:48,583 --> 00:27:50,541
うわさによれば

191
00:27:50,625 --> 00:27:52,208
妖術を使い

192
00:27:53,208 --> 00:27:55,250
女帝の信任も厚いとか

193
00:27:56,291 --> 00:27:57,833
阿瀧殿　慎まれよ

194
00:28:12,291 --> 00:28:14,083
公主様に拝謁を

195
00:28:15,875 --> 00:28:17,208
頭を上げよ

196
00:28:28,708 --> 00:28:30,750
泓箬法師がいない

197
00:28:35,291 --> 00:28:37,375
泓箬様がお亡くなりに

198
00:28:49,708 --> 00:28:54,791
祭天大典の折に
このような殺人が起こるとは

199
00:28:55,375 --> 00:29:00,875
長平よ　徹底的に調査せよ
そなたに全権を授ける

200
00:29:03,666 --> 00:29:05,000
承知しました

201
00:29:06,208 --> 00:29:08,166
朕(ちん)も既に老いた

202
00:29:09,041 --> 00:29:13,666
祭天大典も
そなたに任せたいと思う

203
00:29:14,666 --> 00:29:15,541
はい

204
00:29:16,625 --> 00:29:20,041
急ぎ蛇を斬って天を祀(まつ)るのだ

205
00:29:20,625 --> 00:29:23,458
四神の霊力は既に衰えている

206
00:29:23,541 --> 00:29:29,083
法師たちは妖魔を捕らえ
その魂で四神を呼び覚ませ

207
00:29:31,041 --> 00:29:35,041
鶴守月
そなたは内廷の守護である

208
00:29:35,125 --> 00:29:38,000
泓箬法師に代わり
取りしきれ

209
00:29:39,291 --> 00:29:41,125
承知いたしました

210
00:29:44,791 --> 00:29:49,083
ある者が体を“器”として
禍蛇を封印している

211
00:29:49,166 --> 00:29:50,041
それは？

212
00:29:50,750 --> 00:29:51,916
女帝だ

213
00:30:07,125 --> 00:30:10,708
部屋の窓と入り口には
内側から鍵が

214
00:30:11,666 --> 00:30:13,041
傷口を見る限り

215
00:30:13,125 --> 00:30:15,166
妖魔の仕業だろう

216
00:30:15,791 --> 00:30:19,041
司天監の結界は
破られておらず

217
00:30:20,208 --> 00:30:22,166
妖魔の痕跡もない

218
00:30:23,958 --> 00:30:27,000
結界をすり抜けられるような

219
00:30:27,083 --> 00:30:29,708
強い技を持つ法師の仕業では

220
00:30:36,125 --> 00:30:39,833
何者かが司天監に
巣くっているのでは？

221
00:30:41,916 --> 00:30:43,583
清明殿

222
00:30:44,916 --> 00:30:46,583
おやめください

223
00:30:48,125 --> 00:30:50,416
昨夜 司天監にいた法師は

224
00:30:50,500 --> 00:30:52,583
私たち４人だけ

225
00:30:54,916 --> 00:30:58,125
確か鶴守月殿もおられたはず

226
00:31:01,708 --> 00:31:04,083
私のオタマジャクシは

227
00:31:04,166 --> 00:31:07,750
どんな妖魔も
見つけ出すことができる

228
00:31:09,000 --> 00:31:11,333
試してみますか？

229
00:31:19,791 --> 00:31:21,125
やればいい

230
00:31:22,791 --> 00:31:23,750
試そう

231
00:31:36,000 --> 00:31:38,875
ここにはいないようです

232
00:31:56,625 --> 00:31:58,583
うわさを思い出した

233
00:32:00,000 --> 00:32:01,000
うわさ？

234
00:32:02,916 --> 00:32:04,375
私がキツネの…

235
00:32:11,416 --> 00:32:12,250
誰か

236
00:32:13,833 --> 00:32:15,083
清明を捕らえよ

237
00:32:15,166 --> 00:32:16,166
はい

238
00:32:18,375 --> 00:32:19,625
待たれよ

239
00:32:26,500 --> 00:32:27,625
殿下

240
00:32:29,666 --> 00:32:30,750
清明は

241
00:32:35,125 --> 00:32:36,541
誰も殺してない

242
00:32:37,375 --> 00:32:39,416
何が言いたいのだ？

243
00:32:42,958 --> 00:32:44,125
昨晩―

244
00:32:45,416 --> 00:32:49,375
彼の部屋に鈴を仕込み
動きを探っていたが

245
00:32:50,375 --> 00:32:51,666
何もなかった

246
00:32:53,250 --> 00:32:55,583
博雅殿　ご助力感謝する

247
00:32:56,291 --> 00:32:58,500
博雅の証言だけで

248
00:32:59,208 --> 00:33:01,583
嫌疑が晴れる訳ではない

249
00:33:01,666 --> 00:33:03,875
では物証があれば？

250
00:33:06,166 --> 00:33:08,291
私の体に ある物を

251
00:33:10,041 --> 00:33:11,666
忍ばせた者がいる

252
00:33:13,791 --> 00:33:15,500
原因はこれだ

253
00:33:27,458 --> 00:33:28,750
これは何だ？

254
00:33:28,833 --> 00:33:31,000
人を偵察する“借声虫(かりこえむし)”

255
00:33:33,375 --> 00:33:36,291
博雅殿が仕込んだ鈴と
同じだな

256
00:33:40,416 --> 00:33:41,958
司天監は

257
00:33:43,416 --> 00:33:45,625
意外にも くせ物が多い

258
00:33:46,375 --> 00:33:47,958
泓箬法師は

259
00:33:48,041 --> 00:33:51,125
前回の祭天大典にも
参加していた

260
00:33:52,958 --> 00:33:55,958
清明様の師 忠行(ただゆき)様も
斬蛇人だったとか？

261
00:33:56,583 --> 00:33:59,333
逝去の前に
言い残したことは？

262
00:33:59,416 --> 00:34:00,750
師は急死して…

263
00:34:14,625 --> 00:34:17,750
うわさによれば
妖術使いで…

264
00:34:18,333 --> 00:34:20,541
女帝の信任も厚い

265
00:34:21,541 --> 00:34:25,416
オタマジャクシは
間違うことも多い

266
00:34:25,500 --> 00:34:28,541
公主様には
気になさいませんよう

267
00:34:31,083 --> 00:34:34,833
祭天大典に失敗は許されない

268
00:34:34,916 --> 00:34:38,083
３日のうちに
四神を目覚めさせよ

269
00:34:40,291 --> 00:34:42,083
かしこまりました

270
00:34:49,125 --> 00:34:53,083
博雅殿　先ほどは助かった

271
00:34:55,375 --> 00:34:58,458
私は君子として
事実を述べただけだ

272
00:34:59,458 --> 00:35:01,125
誠実さに感謝する

273
00:35:02,333 --> 00:35:03,250
だが

274
00:35:04,875 --> 00:35:07,291
あれほど鈴を仕込むとは

275
00:35:08,041 --> 00:35:09,375
真夜中に

276
00:35:09,458 --> 00:35:11,958
一体何を探るおつもりで？

277
00:35:13,166 --> 00:35:15,833
君子らしからぬ振る舞いかと

278
00:35:24,000 --> 00:35:25,000
待たれよ

279
00:35:50,458 --> 00:35:53,083
清明殿が
私の部屋に貼った符眼だ

280
00:35:53,875 --> 00:35:55,333
真夜中に

281
00:35:57,000 --> 00:35:58,416
何が見たいと？

282
00:35:59,583 --> 00:36:02,583
いささか 浅ましき行為かと

283
00:36:43,000 --> 00:36:44,500
お早いことで

284
00:36:47,541 --> 00:36:48,416
いかが？

285
00:36:52,458 --> 00:36:54,458
こんな朝から酒か

286
00:36:54,541 --> 00:36:56,416
お役目はどうした？

287
00:36:56,500 --> 00:36:57,541
そのうちな

288
00:37:36,333 --> 00:37:38,166
驚かせてすまない

289
00:37:38,791 --> 00:37:41,416
あれは私の式神 蜜虫(みつむし)だ

290
00:37:41,500 --> 00:37:43,833
まだ妖魔を式神に？

291
00:37:44,625 --> 00:37:46,291
なぜ妖魔を嫌う？

292
00:37:47,250 --> 00:37:50,791
妖魔は人を食い 罪を犯す

293
00:37:51,541 --> 00:37:53,291
さっきの蜜虫は

294
00:37:54,041 --> 00:37:55,916
花の蜜を吸うだけ

295
00:37:57,041 --> 00:37:59,375
人とて魚や鳥を食うが

296
00:38:01,791 --> 00:38:03,083
それも罪か？

297
00:38:05,041 --> 00:38:06,833
屁理屈を言うな

298
00:38:07,416 --> 00:38:08,625
妖魔の方が

299
00:38:10,291 --> 00:38:13,833
ずっと単純で誠実な生き物だ

300
00:38:13,916 --> 00:38:14,875
それなら

301
00:38:16,125 --> 00:38:19,458
法師ではなく
妖魔になればいい

302
00:38:19,541 --> 00:38:20,875
それもいい

303
00:38:22,041 --> 00:38:25,791
私の母は
キツネだというからな

304
00:38:33,166 --> 00:38:34,250
清明

305
00:38:36,916 --> 00:38:38,875
弁が立つからといって

306
00:38:39,750 --> 00:38:41,500
人をもてあそぶな

307
00:38:43,041 --> 00:38:45,000
刃傷沙汰が嫌なら

308
00:38:46,833 --> 00:38:47,875
今後

309
00:38:49,416 --> 00:38:51,833
二度とその話はするな

310
00:42:38,958 --> 00:42:40,375
博雅殿

311
00:42:42,500 --> 00:42:43,750
飲まないか？

312
00:42:47,833 --> 00:42:51,208
妖魔を捕らえもせず
毎日これほどの…

313
00:42:53,291 --> 00:42:55,083
式神の女と酒盛りか

314
00:42:55,166 --> 00:42:56,333
ふざけている

315
00:42:57,000 --> 00:42:58,500
そのうちな

316
00:42:59,166 --> 00:43:00,416
またそれか

317
00:43:01,041 --> 00:43:02,666
お気遣い感謝する

318
00:43:08,125 --> 00:43:09,875
深夜の訪問―

319
00:43:09,958 --> 00:43:11,333
お許しあれ

320
00:43:12,166 --> 00:43:14,666
急ぎの用事でも？

321
00:43:15,458 --> 00:43:16,416
鶴守月殿

322
00:43:17,833 --> 00:43:19,708
以前 お会いしたことは？

323
00:43:22,125 --> 00:43:25,875
女帝に仕えて以来
ここを出たことはない

324
00:43:27,000 --> 00:43:28,708
面識はないはず

325
00:43:28,791 --> 00:43:30,291
泓箬法師の死を

326
00:43:31,750 --> 00:43:33,083
どうお考えか

327
00:43:34,041 --> 00:43:35,666
私を疑うのか

328
00:43:36,250 --> 00:43:39,791
司天監の結界は
鶴守月殿が張られたもの

329
00:43:40,708 --> 00:43:44,125
泓箬法師の後任となったのも
あなただ

330
00:43:45,375 --> 00:43:46,750
疑う必要はない

331
00:43:58,750 --> 00:44:00,500
私は忠行様の式神だ

332
00:44:01,750 --> 00:44:05,458
女帝を守るため
ここに残された

333
00:44:08,625 --> 00:44:10,250
師匠はもういない

334
00:44:11,500 --> 00:44:13,166
そなたもいずれ…

335
00:44:14,916 --> 00:44:16,250
消えるだろう

336
00:44:23,916 --> 00:44:25,125
師から聞いた

337
00:44:26,333 --> 00:44:28,041
禍蛇を封じるのは

338
00:44:29,125 --> 00:44:30,625
女帝の体そのもの

339
00:44:31,416 --> 00:44:33,291
だから女帝を守ると

340
00:44:56,916 --> 00:44:58,291
ふざけている

341
00:45:38,708 --> 00:45:42,625
{\an8}〝長寿坊に
翼ある蛇が出現 〞

342
00:45:42,708 --> 00:45:46,583
{\an8}〝見たこともない生物が
家畜を襲った 〞

343
00:45:57,625 --> 00:46:00,458
怪事件が これほど多いとは

344
00:46:01,416 --> 00:46:02,541
ああ

345
00:46:03,333 --> 00:46:04,250
悩ましい

346
00:46:06,916 --> 00:46:09,291
いつの間にこの情報を？

347
00:46:09,375 --> 00:46:12,375
毎日 酒ばかり
飲んでいると？

348
00:46:15,916 --> 00:46:17,541
ついてない

349
00:46:17,625 --> 00:46:21,041
最も困難な青龍の
担当になるとは

350
00:46:22,083 --> 00:46:26,125
昔から 人は龍を貴び
覚醒させようとしてきた

351
00:46:26,208 --> 00:46:28,000
生半可な力では

352
00:46:28,083 --> 00:46:30,333
10日かけたって無理だ

353
00:46:31,958 --> 00:46:33,291
そうなのか？

354
00:46:35,125 --> 00:46:39,875
世間の執着や欲を吸収して
妖魔は成長する

355
00:46:40,625 --> 00:46:45,166
究極の執着があれば事足りる
つまり量より質だ

356
00:46:46,166 --> 00:46:50,833
お前たちのように
１日中駆けずり回るのは

357
00:46:52,375 --> 00:46:53,916
疲れるだけだ

358
00:46:57,750 --> 00:46:59,250
我々が愚かだと？

359
00:46:59,333 --> 00:47:00,500
そうだ

360
00:47:04,125 --> 00:47:05,416
清明様

361
00:47:09,625 --> 00:47:11,125
“司天監に妖魔が侵入”

362
00:47:29,916 --> 00:47:30,875
公主様

363
00:47:40,375 --> 00:47:41,583
博雅殿

364
00:47:41,666 --> 00:47:43,291
公主の服を脱がせてほしい

365
00:47:44,125 --> 00:47:46,375
どういうことだ？

366
00:47:47,708 --> 00:47:50,291
公主の命より体面が大事か？

367
00:47:51,125 --> 00:47:52,458
できない

368
00:47:52,541 --> 00:47:53,541
お前がやれ

369
00:47:53,625 --> 00:47:54,458
そうか

370
00:47:55,875 --> 00:47:56,500
では

371
00:47:56,583 --> 00:47:57,958
そうでは…

372
00:48:10,708 --> 00:48:11,875
博雅殿

373
00:48:13,375 --> 00:48:14,541
まだ何か用か

374
00:48:14,625 --> 00:48:17,291
この後 私が話し掛けたら

375
00:48:17,375 --> 00:48:20,041
どれほど簡単なことであれ

376
00:48:20,541 --> 00:48:23,041
了承してはならない

377
00:48:23,791 --> 00:48:24,708
むしろ

378
00:48:26,708 --> 00:48:28,125
私を止めてくれ

379
00:49:35,208 --> 00:49:36,166
博雅

380
00:49:37,416 --> 00:49:38,666
水をくれ

381
00:49:56,791 --> 00:49:57,833
どうした？

382
00:50:07,000 --> 00:50:07,916
博雅

383
00:50:10,416 --> 00:50:11,541
水が欲しい

384
00:50:17,750 --> 00:50:18,916
飲ませろ

385
00:50:27,958 --> 00:50:29,125
清明

386
00:50:31,791 --> 00:50:32,958
驚かせるなよ

387
00:50:35,083 --> 00:50:36,291
清明

388
00:51:04,416 --> 00:51:05,416
清明

389
00:51:21,875 --> 00:51:23,041
引っ張れ

390
00:51:24,333 --> 00:51:25,208
だめだ

391
00:51:27,375 --> 00:51:28,791
これは本心だ

392
00:51:29,375 --> 00:51:30,500
早く引け

393
00:51:34,458 --> 00:51:35,375
清明

394
00:51:49,041 --> 00:51:51,291
清明　大丈夫か？

395
00:51:58,166 --> 00:52:00,166
早く引けと言ったのに

396
00:52:00,250 --> 00:52:01,583
話が違うぞ

397
00:52:01,666 --> 00:52:03,333
素直だな

398
00:52:28,625 --> 00:52:32,333
青龍を覚醒させるには
これ１つで十分だ

399
00:52:33,416 --> 00:52:35,208
どんな妖魔だ？

400
00:52:35,916 --> 00:52:36,958
ひどく強い

401
00:52:38,166 --> 00:52:40,375
これは“纏念(てんねん)”という

402
00:52:40,458 --> 00:52:42,125
人の欲を糧とする

403
00:52:44,125 --> 00:52:46,166
強いのは妖魔ではない

404
00:52:49,166 --> 00:52:51,000
公主の執念だ

405
00:52:55,791 --> 00:52:57,625
青龍を覚醒させたぞ

406
00:52:58,666 --> 00:53:00,500
博雅殿には

407
00:53:00,583 --> 00:53:04,041
青梅桜花の酒に
お付き合いいただこう

408
00:53:14,208 --> 00:53:17,250
申し上げます
公主がお目覚めです

409
00:53:36,875 --> 00:53:38,083
お前の家か？

410
00:53:39,708 --> 00:53:40,625
そうであり

411
00:53:42,625 --> 00:53:43,708
そうでもない

412
00:53:45,208 --> 00:53:46,625
博雅

413
00:53:46,708 --> 00:53:48,875
聞きたいことがある

414
00:53:49,500 --> 00:53:51,958
私がキツネの子と
聞いただけで

415
00:53:52,041 --> 00:53:53,250
なぜ動揺する？

416
00:53:56,916 --> 00:53:59,250
母はキツネに殺された

417
00:54:00,916 --> 00:54:02,125
早く家を離れ

418
00:54:02,833 --> 00:54:04,583
静雲台に入ったのは

419
00:54:05,333 --> 00:54:07,916
妖魔を滅ぼしたいと
思ったから

420
00:54:08,833 --> 00:54:10,041
もう誰も

421
00:54:11,416 --> 00:54:13,666
同じ思いをしないために

422
00:54:19,000 --> 00:54:20,708
私とは正反対だな

423
00:54:21,708 --> 00:54:23,291
覚えている限り

424
00:54:24,125 --> 00:54:27,125
私に苦痛をもたらすのは
人ばかり

425
00:54:28,833 --> 00:54:30,750
母はキツネだと言われ

426
00:54:32,125 --> 00:54:36,291
そのため　わたし自身も
異形の者とされた

427
00:54:37,916 --> 00:54:39,041
今に到るまで

428
00:54:39,958 --> 00:54:43,708
私によくしてくれたのは
師匠だけ

429
00:54:47,166 --> 00:54:49,750
だが 私は師匠の命を断った

430
00:54:56,666 --> 00:54:57,541
本当だ

431
00:55:00,791 --> 00:55:01,916
見せてやろう

432
00:55:38,083 --> 00:55:39,041
清明

433
00:55:44,333 --> 00:55:45,208
お師匠様

434
00:55:47,208 --> 00:55:48,625
本当に

435
00:55:49,916 --> 00:55:52,041
未練はないのですか？

436
00:55:55,666 --> 00:55:56,500
ある

437
00:56:02,333 --> 00:56:03,666
だが この生涯―

438
00:56:04,958 --> 00:56:08,750
私は人を愛し
そして愛された

439
00:56:11,041 --> 00:56:12,458
それで満足だ

440
00:56:14,291 --> 00:56:15,708
東へゆき

441
00:56:19,375 --> 00:56:22,250
芳月(ほうげつ)剣を彼女に渡してほしい

442
00:56:33,416 --> 00:56:35,000
ではやってくれ

443
00:56:36,708 --> 00:56:39,666
私が禍蛇に飲み込まれる前に

444
00:58:34,041 --> 00:58:36,416
女帝陛下に拝謁いたします

445
00:58:40,666 --> 00:58:43,750
殿下がおいでとは
失礼いたしました

446
00:58:46,250 --> 00:58:48,625
清明殿には礼を言う

447
00:58:49,416 --> 00:58:51,666
陛下がすぐお越しになる

448
00:58:51,750 --> 00:58:53,791
もてなしはできない

449
00:58:56,750 --> 00:58:58,375
失礼いたします

450
01:00:06,583 --> 01:00:08,458
宮廷の法陣が破られた

451
01:00:11,541 --> 01:00:12,208
博雅

452
01:00:30,250 --> 01:00:31,500
私だ

453
01:00:31,583 --> 01:00:32,458
阿瀧か

454
01:00:33,625 --> 01:00:34,500
鶴守月殿

455
01:00:49,625 --> 01:00:50,708
清明

456
01:00:57,666 --> 01:00:58,916
鶴守月殿

457
01:00:59,958 --> 01:01:01,750
阿瀧が女帝を殺そうと

458
01:01:01,833 --> 01:01:05,125
彼女をかばうなら
同類と見なす

459
01:01:07,083 --> 01:01:08,541
違う　私じゃない

460
01:02:04,458 --> 01:02:05,500
医者を呼べ

461
01:02:06,333 --> 01:02:07,333
医者を

462
01:02:15,208 --> 01:02:18,416
女帝を狙っているのは誰だ？

463
01:02:18,500 --> 01:02:21,416
女帝は…

464
01:02:21,500 --> 01:02:22,791
下手人は？

465
01:02:23,583 --> 01:02:24,750
公主…

466
01:03:46,208 --> 01:03:47,375
公主

467
01:03:50,958 --> 01:03:52,625
なぜ私をだました？

468
01:03:55,541 --> 01:03:58,000
私が阿瀧と共謀したとでも？

469
01:04:07,291 --> 01:04:10,333
２人の法師が
髪の妖魔に殺された

470
01:04:11,416 --> 01:04:13,708
正体は何なのか

471
01:04:13,791 --> 01:04:15,000
恐ろしい

472
01:04:16,000 --> 01:04:17,291
恐ろしいのは

473
01:04:18,666 --> 01:04:21,041
後ろで妖魔を操る者だ

474
01:04:22,916 --> 01:04:25,958
妖魔ではなく
人のせいだというのか

475
01:04:27,625 --> 01:04:29,916
泓箬法師の死は

476
01:04:30,000 --> 01:04:33,166
髪の妖魔を操る時に犯した
予想外の―

477
01:04:33,250 --> 01:04:34,291
過ちとな

478
01:04:35,541 --> 01:04:36,750
では阿瀧は？

479
01:04:37,875 --> 01:04:39,958
我々の秘密を知った

480
01:04:44,291 --> 01:04:47,500
あなたと女帝の関係が
知れたら…

481
01:04:57,541 --> 01:04:58,833
だから殺した

482
01:05:00,791 --> 01:05:02,708
髪の妖魔を操る者の

483
01:05:05,166 --> 01:05:07,041
目的は何なのだ？

484
01:05:08,791 --> 01:05:10,458
禍蛇の降臨だ

485
01:05:11,791 --> 01:05:12,833
バカな

486
01:05:12,916 --> 01:05:15,166
禍蛇を必ず解き放つ

487
01:05:16,458 --> 01:05:18,666
だが法師は禍蛇を

488
01:05:19,541 --> 01:05:21,000
殺してしまう

489
01:05:21,083 --> 01:05:25,750
だからといって
清明と博雅まで殺すのか？

490
01:05:27,083 --> 01:05:28,500
阿瀧は死の直前―

491
01:05:30,500 --> 01:05:32,291
清明に秘密を話した

492
01:05:35,000 --> 01:05:36,833
生かしておけない

493
01:05:37,916 --> 01:05:39,583
阿瀧は私に言った

494
01:05:41,166 --> 01:05:42,583
犯人は公主だと

495
01:05:42,666 --> 01:05:43,791
下手人は？

496
01:05:44,666 --> 01:05:46,791
公主

497
01:05:46,875 --> 01:05:48,166
まさか

498
01:05:49,875 --> 01:05:51,958
なぜ公主がそんなことを？

499
01:05:52,041 --> 01:05:54,291
禍蛇を封じる
“器”を壊すため

500
01:05:55,125 --> 01:05:58,125
“器”とは女帝自身の体だ

501
01:05:58,208 --> 01:05:59,625
デタラメだ

502
01:06:00,291 --> 01:06:01,708
禍蛇を放つ？

503
01:06:01,791 --> 01:06:05,041
いまわの際に
阿瀧がウソをついたと？

504
01:06:05,125 --> 01:06:08,708
泓箬法師が死んだ夜
公主は司天監にいなかった

505
01:06:09,708 --> 01:06:10,625
それなら

506
01:06:11,208 --> 01:06:12,708
鶴守月もあやしい

507
01:06:12,791 --> 01:06:16,916
確かに 私も最初は
鶴守月を疑っていた

508
01:06:17,000 --> 01:06:20,208
だが彼は
女帝を傷つけられない

509
01:06:20,291 --> 01:06:21,000
なぜだ

510
01:06:28,166 --> 01:06:29,833
彼は我が師が

511
01:06:31,416 --> 01:06:33,541
女帝のために置いた式神だ

512
01:06:44,083 --> 01:06:46,625
陰陽師と関係を結んだ式神は

513
01:06:48,166 --> 01:06:51,333
命が尽きるまで
忠実に仕え続ける

514
01:06:51,416 --> 01:06:53,833
全ては公主を陥れるための

515
01:06:53,916 --> 01:06:54,916
デタラメだ

516
01:06:56,541 --> 01:06:57,500
博雅

517
01:06:59,875 --> 01:07:01,416
私と公主―

518
01:07:02,958 --> 01:07:04,333
どちらを信じる？

519
01:07:05,166 --> 01:07:06,833
公主のことは

520
01:07:08,333 --> 01:07:10,375
幼い頃から知っている

521
01:07:11,166 --> 01:07:12,666
それが答えか

522
01:07:13,458 --> 01:07:16,416
幼い頃 公主は
宮廷の外で育てられ

523
01:07:16,500 --> 01:07:18,416
18歳でここに戻った

524
01:07:18,500 --> 01:07:22,000
彼女１人が秘めた欲望だけで

525
01:07:22,625 --> 01:07:25,458
青龍を覚醒させるほどだった

526
01:07:26,375 --> 01:07:28,000
彼女には何かある

527
01:07:29,458 --> 01:07:34,041
お前の気持ちはともかく
問いたださねばなるまい

528
01:07:34,125 --> 01:07:35,166
それで？

529
01:07:36,958 --> 01:07:39,125
鶴守月を信じるんだろう？

530
01:07:39,208 --> 01:07:41,125
公主を信じるのか？

531
01:07:48,333 --> 01:07:49,708
勝手にしろ

532
01:07:51,500 --> 01:07:52,583
幸運を祈る

533
01:08:03,833 --> 01:08:06,583
幸運が必要なのはお前だ

534
01:08:20,125 --> 01:08:22,583
私に残された時間は少ない

535
01:08:30,875 --> 01:08:32,625
私たちのやることは

536
01:08:34,000 --> 01:08:35,750
誰も試みたことがない

537
01:08:39,458 --> 01:08:40,833
後悔するなら

538
01:08:46,041 --> 01:08:48,125
ここで私を殺せばいい

539
01:08:49,333 --> 01:08:51,000
苦しまずにすむ

540
01:09:25,958 --> 01:09:26,875
博雅

541
01:09:29,208 --> 01:09:30,708
我が師が作った―

542
01:09:30,791 --> 01:09:33,208
式神を操る陰陽符だ

543
01:09:37,083 --> 01:09:39,875
手に持ち 鶴守月の名を呼べ

544
01:09:39,958 --> 01:09:41,708
そしてあいつが

545
01:09:41,791 --> 01:09:44,000
嫌がるような命令を下せ

546
01:09:45,708 --> 01:09:47,333
拒否したなら

547
01:09:48,458 --> 01:09:50,291
あいつは式神ではない

548
01:09:51,541 --> 01:09:54,416
あるいは

549
01:09:55,041 --> 01:09:56,916
師に背いたことになる

550
01:10:02,208 --> 01:10:03,208
清明

551
01:10:15,041 --> 01:10:16,041
どうした？

552
01:10:16,708 --> 01:10:20,083
この鈴で
公主に命令を下せる？

553
01:10:20,166 --> 01:10:21,625
うるさいな

554
01:10:24,875 --> 01:10:27,875
危険な時は私の名を呼べ

555
01:10:37,125 --> 01:10:38,250
危険な時は

556
01:10:38,333 --> 01:10:39,791
お前の名を？

557
01:10:41,541 --> 01:10:43,250
一騒ぎしてやる

558
01:10:47,166 --> 01:10:48,291
博雅

559
01:10:50,000 --> 01:10:51,250
いずれにせよ

560
01:10:51,875 --> 01:10:54,000
真の犯人に会うはず

561
01:10:55,083 --> 01:10:56,333
気をつけろ

562
01:10:57,333 --> 01:10:58,375
無事を祈る

563
01:11:15,041 --> 01:11:16,208
公主様

564
01:11:20,583 --> 01:11:21,666
清明か

565
01:11:22,583 --> 01:11:24,541
禍蛇は覚醒します

566
01:11:25,125 --> 01:11:28,541
禍蛇を封じる
“器”はどちらに？

567
01:11:29,125 --> 01:11:30,625
陛下だけがご存じだ

568
01:11:32,000 --> 01:11:34,250
まだお目覚めではない

569
01:11:35,458 --> 01:11:36,875
公主　ご心配なく

570
01:11:37,708 --> 01:11:39,333
禍蛇が覚醒すれば

571
01:11:40,125 --> 01:11:42,458
私が見つけ出しましょう

572
01:11:46,083 --> 01:11:49,791
死を前にした師から
剣を託されました

573
01:11:51,333 --> 01:11:54,375
かつて禍蛇を斬った時に

574
01:11:54,458 --> 01:11:55,958
血を浴びた剣は

575
01:11:57,083 --> 01:11:59,166
禍蛇の気配を感知します

576
01:12:01,166 --> 01:12:02,541
この剣の名は

577
01:12:05,125 --> 01:12:06,416
芳月

578
01:12:18,166 --> 01:12:19,375
芳月はどこに？

579
01:12:32,458 --> 01:12:33,416
博雅殿

580
01:12:34,791 --> 01:12:36,125
鶴守月殿

581
01:12:37,416 --> 01:12:38,625
あなたに

582
01:12:39,791 --> 01:12:41,541
頼みたいことがある

583
01:12:45,750 --> 01:12:47,583
大変申し訳ないが

584
01:12:49,166 --> 01:12:50,125
剣を抜き

585
01:12:51,875 --> 01:12:53,666
右手を斬ってほしい

586
01:12:56,416 --> 01:12:57,500
博雅殿

587
01:13:01,416 --> 01:13:02,666
どういう意味だ？

588
01:13:10,666 --> 01:13:12,666
“鶴守月”

589
01:13:14,291 --> 01:13:15,625
鶴守月よ

590
01:13:16,833 --> 01:13:19,375
剣で右手を斬り落とせ

591
01:14:07,208 --> 01:14:08,375
公主様

592
01:14:09,625 --> 01:14:11,166
手をお放しください

593
01:14:47,958 --> 01:14:49,000
公主様

594
01:14:50,541 --> 01:14:52,291
あなたは何者ですか？

595
01:14:54,083 --> 01:14:54,958
私は…

596
01:15:15,458 --> 01:15:16,333
公主

597
01:16:22,875 --> 01:16:24,791
なぜ公主を殺した？

598
01:16:26,875 --> 01:16:28,375
私のいとしい人は

599
01:16:30,041 --> 01:16:31,666
宮廷の絵師だった

600
01:16:33,750 --> 01:16:36,375
だが 別の女に心変わりして

601
01:16:39,000 --> 01:16:40,958
その愛に報いたいと

602
01:16:43,666 --> 01:16:46,791
ためらいなく私を手に掛けた

603
01:16:48,875 --> 01:16:50,041
男を恨んだが

604
01:16:52,500 --> 01:16:55,708
あの頃は自由に動けなかった

605
01:16:56,958 --> 01:16:59,500
ようやく思うままに動いて

606
01:17:00,833 --> 01:17:02,500
女を殺せる

607
01:17:05,791 --> 01:17:07,125
60年もの間

608
01:17:09,541 --> 01:17:11,625
待ち続けていた

609
01:17:13,875 --> 01:17:15,375
うれしいことよ

610
01:17:16,916 --> 01:17:18,833
恨みを晴らし

611
01:17:22,750 --> 01:17:24,083
かなしくも

612
01:17:29,000 --> 01:17:30,666
うれしい

613
01:17:37,125 --> 01:17:38,875
うれしい

614
01:17:57,166 --> 01:17:58,166
式神か？

615
01:18:22,125 --> 01:18:23,708
芳月はどこに？

616
01:18:27,291 --> 01:18:28,375
私は…

617
01:18:29,125 --> 01:18:31,916
私の任務は女帝を守ること

618
01:18:33,916 --> 01:18:37,666
公主は18歳で宮廷に戻った

619
01:18:37,750 --> 01:18:39,291
東へゆき

620
01:18:40,125 --> 01:18:42,750
芳月剣を彼女に渡してほしい

621
01:18:52,166 --> 01:18:53,166
博雅

622
01:18:54,250 --> 01:18:55,250
博雅

623
01:19:00,041 --> 01:19:00,916
博雅

624
01:19:12,708 --> 01:19:13,833
やめよ

625
01:20:00,458 --> 01:20:03,375
鶴守月　なぜ女帝に背いた？

626
01:20:05,625 --> 01:20:06,500
私は…

627
01:20:06,583 --> 01:20:08,041
背いてなどない

628
01:20:09,958 --> 01:20:11,041
公主こそ

629
01:20:12,500 --> 01:20:13,708
女帝だから

630
01:20:17,125 --> 01:20:19,041
御簾(みす)の奥にいたのは

631
01:20:19,125 --> 01:20:22,000
鶴守月が操っていた紙人形だ

632
01:20:22,083 --> 01:20:27,041
祭天大典の折に
このような殺人が起こるとは

633
01:20:28,208 --> 01:20:31,666
長平よ
そなたに全権を授ける

634
01:20:33,083 --> 01:20:36,541
前回の祭天大典に参加した
泓箬法師は

635
01:20:37,583 --> 01:20:40,250
禍蛇の秘密がばれないよう

636
01:20:40,958 --> 01:20:44,541
鶴守月が
髪の妖魔を操り 殺させた

637
01:20:48,375 --> 01:20:51,166
次は私の体に
借声虫をしのばせ

638
01:20:51,250 --> 01:20:55,041
私の行動を監視し
恐怖をあおった

639
01:20:55,125 --> 01:20:58,250
司天監の結界は完璧だった

640
01:20:58,333 --> 01:21:01,833
可能なのは
すり抜けの技を会得した法師

641
01:21:02,416 --> 01:21:06,208
そうやって
疑心暗鬼の種をまいた

642
01:21:07,416 --> 01:21:08,375
だが

643
01:21:10,125 --> 01:21:11,958
師の話が出ると

644
01:21:12,041 --> 01:21:14,791
清明様の師も
先代の斬蛇人とか？

645
01:21:14,875 --> 01:21:16,458
その心は乱れ

646
01:21:17,250 --> 01:21:21,333
オタマジャクシは
体内の禍蛇に反応した

647
01:21:22,416 --> 01:21:25,500
鶴守月を
泓箬法師の地位につければ

648
01:21:25,583 --> 01:21:27,208
全ては覆い隠せる

649
01:21:27,291 --> 01:21:30,583
四神の覚醒には
４人の法師が欠かせない

650
01:21:30,666 --> 01:21:33,750
新しい法師を
呼び寄せましょう

651
01:21:33,833 --> 01:21:35,333
間に合わぬ

652
01:21:35,416 --> 01:21:39,708
鶴守月が代わりをせよ

653
01:21:41,166 --> 01:21:43,375
承知いたしました

654
01:21:45,375 --> 01:21:47,333
予想外だったのは

655
01:21:47,416 --> 01:21:49,791
阿瀧に知られたこと

656
01:21:51,666 --> 01:21:54,000
疑いを抱いていた阿瀧が

657
01:21:54,791 --> 01:21:57,083
深夜 女帝の寝所に入った時

658
01:21:57,166 --> 01:21:58,500
秘密を聞かれた

659
01:22:01,875 --> 01:22:05,166
清明がいる限り
安寧は訪れない

660
01:22:05,791 --> 01:22:08,458
あなたが
女帝だと知られれば…

661
01:22:32,083 --> 01:22:34,333
だから彼女の口を封じた

662
01:22:41,416 --> 01:22:42,458
医者を呼べ

663
01:22:43,333 --> 01:22:44,583
医者を

664
01:22:46,250 --> 01:22:50,208
阿瀧はこと切れる前に
真実を教えてくれた

665
01:22:51,083 --> 01:22:52,333
女帝の正体を

666
01:22:52,416 --> 01:22:53,750
女帝の正体は

667
01:22:57,250 --> 01:22:59,708
公主

668
01:22:59,791 --> 01:23:04,458
当初は公主が女帝を
殺したのだと誤解したがな

669
01:23:06,041 --> 01:23:07,416
聡明なこと

670
01:23:08,291 --> 01:23:10,416
よくぞそこまで

671
01:23:11,875 --> 01:23:13,833
人魚の肉を食べ

672
01:23:14,916 --> 01:23:17,625
私は不老不死の体となった

673
01:23:19,041 --> 01:23:21,916
それは 禍蛇を
封印し続けるため

674
01:23:23,500 --> 01:23:27,791
誰もが求める
不老不死の体を手に入れても

675
01:23:29,250 --> 01:23:32,208
天都からは永遠に出られない

676
01:23:33,791 --> 01:23:35,583
この都と禍蛇に

677
01:23:37,375 --> 01:23:38,958
縛り付けられている

678
01:23:43,541 --> 01:23:48,166
数百年の間 絶えず身分を
変えねばならなかった

679
01:23:49,208 --> 01:23:52,125
花売り娘や歌姫に始まり

680
01:23:53,166 --> 01:23:56,208
野菜売りや尼僧にもなった

681
01:23:57,833 --> 01:24:01,916
やがて宮廷に入り
皇帝の寵愛(ちょうあい)を受けた

682
01:24:03,208 --> 01:24:04,791
先帝が崩御すると

683
01:24:05,708 --> 01:24:07,250
私が女帝になった

684
01:24:08,458 --> 01:24:11,041
年を取らない顔を隠すため

685
01:24:11,791 --> 01:24:14,750
宮廷の外で育てられた
公主として

686
01:24:14,833 --> 01:24:16,500
改めて宮廷に入った

687
01:24:18,875 --> 01:24:22,333
私が この世と禍蛇を
隔てている限り

688
01:24:24,916 --> 01:24:28,083
禍蛇はこの世にうずまく―

689
01:24:28,166 --> 01:24:31,000
人の欲を
取り込むことができない

690
01:24:32,250 --> 01:24:34,875
糧とできるのは 私と―

691
01:24:37,791 --> 01:24:39,875
私が愛した人々の思いだけ

692
01:24:42,875 --> 01:24:44,041
彼らは老い

693
01:24:47,041 --> 01:24:47,958
死んだ

694
01:24:51,500 --> 01:24:52,875
数え切れぬほど

695
01:24:53,833 --> 01:24:56,458
この世への未練さえ失った頃

696
01:25:00,208 --> 01:25:02,041
そなたの師に会った

697
01:25:03,291 --> 01:25:07,208
我が師が死んだのは
あなたの秘密を守るため

698
01:25:08,916 --> 01:25:10,958
だからこそ聞きたい

699
01:25:11,041 --> 01:25:13,250
なぜ禍蛇を解き放とうと？

700
01:25:14,041 --> 01:25:15,875
禍蛇の力が欲しい

701
01:25:15,958 --> 01:25:18,583
不老不死の身で？

702
01:25:20,750 --> 01:25:24,083
何か心配なことでも
おありですか？

703
01:25:26,500 --> 01:25:28,333
そなたのことだ

704
01:25:29,375 --> 01:25:30,916
必要とされるなら

705
01:25:32,166 --> 01:25:34,041
生きる術(すべ)を考えましょう

706
01:25:36,583 --> 01:25:38,500
公主

707
01:26:09,125 --> 01:26:10,125
清明？

708
01:26:28,333 --> 01:26:29,458
博雅

709
01:26:36,250 --> 01:26:39,708
お師匠様
なぜ母を捜せないのですか？

710
01:26:40,708 --> 01:26:42,458
通り抜けの術は

711
01:26:42,541 --> 01:26:47,625
自分が知っている場所にしか
使えないのだよ

712
01:26:47,708 --> 01:26:48,666
博雅！

713
01:26:57,583 --> 01:26:58,875
博雅

714
01:26:59,916 --> 01:27:00,666
博雅

715
01:27:00,750 --> 01:27:01,541
清明？

716
01:27:03,708 --> 01:27:04,666
清明か

717
01:27:05,958 --> 01:27:07,125
どこにいる？

718
01:27:07,208 --> 01:27:09,916
石棺のような所だが
よく分からん

719
01:27:10,000 --> 01:27:11,375
私に見せてくれ

720
01:27:11,458 --> 01:27:12,875
こんな時に何を…

721
01:27:12,958 --> 01:27:15,625
渡した符眼を出せ

722
01:27:57,333 --> 01:27:58,208
博雅

723
01:28:13,583 --> 01:28:14,708
大丈夫か？

724
01:28:16,083 --> 01:28:17,333
博雅

725
01:28:56,041 --> 01:28:57,041
いつから

726
01:28:58,333 --> 01:28:59,458
その体に？

727
01:29:00,333 --> 01:29:01,791
数百年か―

728
01:29:04,875 --> 01:29:06,583
もう覚えていない

729
01:29:08,500 --> 01:29:10,250
最初の名前は？

730
01:29:14,041 --> 01:29:15,583
芳月

731
01:29:19,041 --> 01:29:22,875
その名を呼ばれなくなって
ずいぶん経つ

732
01:29:30,083 --> 01:29:31,208
芳月

733
01:29:32,500 --> 01:29:35,000
その名を永遠に忘れない

734
01:29:38,041 --> 01:29:38,916
芳月

735
01:29:42,875 --> 01:29:43,916
芳月

736
01:29:47,541 --> 01:29:48,791
忠行様

737
01:29:59,958 --> 01:30:01,625
どうしても行くの？

738
01:30:09,083 --> 01:30:10,625
忠行様

739
01:30:13,625 --> 01:30:15,250
行かないで

740
01:30:15,333 --> 01:30:16,958
ずっと一緒にいる

741
01:30:43,000 --> 01:30:44,166
禍蛇が目覚めた

742
01:31:58,333 --> 01:31:59,458
だめだ

743
01:32:00,750 --> 01:32:01,791
まだ足りない

744
01:32:02,833 --> 01:32:04,250
何をするつもり？

745
01:32:26,000 --> 01:32:27,375
その場にいたら…

746
01:32:28,791 --> 01:32:30,041
何の音だ？

747
01:32:54,916 --> 01:32:56,458
欲望を吸収して

748
01:32:56,541 --> 01:32:58,166
禍蛇が巨大化する

749
01:33:11,166 --> 01:33:12,666
朱雀が覚醒しない

750
01:33:14,500 --> 01:33:15,541
鶴守月か

751
01:33:29,375 --> 01:33:31,291
天都の外に出すな

752
01:33:31,375 --> 01:33:33,208
四神の守りがなければ

753
01:33:33,291 --> 01:33:35,000
手に負えなくなる

754
01:34:00,125 --> 01:34:02,958
禍蛇を天都から出すつもり？

755
01:34:03,041 --> 01:34:04,500
禍蛇ではなく

756
01:34:05,541 --> 01:34:07,000
我々が出るのだ

757
01:34:08,541 --> 01:34:10,291
共に天都を離れる

758
01:34:12,375 --> 01:34:13,750
外に出て

759
01:34:15,291 --> 01:34:17,208
天の涯(はて)をさすらおうとも

760
01:34:20,291 --> 01:34:21,791
そばにいる

761
01:34:29,791 --> 01:34:31,000
ええ

762
01:34:34,083 --> 01:34:35,541
私と一緒に―

763
01:34:38,916 --> 01:34:40,250
死にましょう

764
01:34:53,583 --> 01:34:54,416
公主が

765
01:35:04,500 --> 01:35:07,708
我が血をもって命ず
式神よ　来たれ

766
01:35:21,666 --> 01:35:22,666
殺生石　参上

767
01:35:22,750 --> 01:35:23,625
狂画師だ

768
01:35:23,708 --> 01:35:24,500
雪天狗なり

769
01:35:24,583 --> 01:35:25,625
ご命令を

770
01:35:26,333 --> 01:35:29,083
狂画師は清明様を守れ

771
01:35:29,166 --> 01:35:31,666
雪天狗は俺と来い

772
01:37:26,250 --> 01:37:27,166
まずいな

773
01:37:28,916 --> 01:37:30,375
結界を開こう

774
01:37:32,125 --> 01:37:35,333
公主はまだ禍蛇の体内にいる

775
01:37:35,416 --> 01:37:37,750
鶴守月を止めるため

776
01:37:37,833 --> 01:37:39,583
１つだけ方法がある

777
01:37:40,958 --> 01:37:44,583
私の体を使って
朱雀を降臨させるんだ

778
01:37:45,416 --> 01:37:46,583
博雅

779
01:37:46,666 --> 01:37:48,416
四神が守れば

780
01:37:48,500 --> 01:37:50,291
鶴守月も逃げられん

781
01:37:50,375 --> 01:37:52,416
その間に公主を救え

782
01:37:53,250 --> 01:37:55,666
それではお前まで守れない

783
01:37:56,416 --> 01:37:57,541
お前を信じてる

784
01:37:58,958 --> 01:38:01,833
私をお前の式神にしてくれ

785
01:38:06,875 --> 01:38:07,750
博雅！

786
01:38:38,000 --> 01:38:39,250
清明様

787
01:38:40,708 --> 01:38:41,875
お仕えできて

788
01:38:43,041 --> 01:38:44,375
光栄でした

789
01:39:29,041 --> 01:39:31,791
清明様　お逃げください

790
01:39:56,875 --> 01:39:59,500
博雅殿の所にお行きください

791
01:39:59,583 --> 01:40:01,500
ここは我々にお任せを

792
01:40:26,000 --> 01:40:26,875
博雅

793
01:40:29,000 --> 01:40:30,000
大丈夫か？

794
01:45:20,958 --> 01:45:23,166
いつまでここに？

795
01:45:29,750 --> 01:45:31,375
師はもういない

796
01:45:46,541 --> 01:45:47,541
忠行様

797
01:47:01,083 --> 01:47:03,083
喜びと悲しみ 出会いと別れ

798
01:47:03,875 --> 01:47:05,458
生老病死

799
01:47:07,750 --> 01:47:10,125
そなたも経験するだろう

800
01:47:12,916 --> 01:47:14,291
この生涯

801
01:47:17,250 --> 01:47:19,041
私は人を愛し

802
01:47:19,916 --> 01:47:21,666
そして愛された

803
01:47:24,416 --> 01:47:25,583
それで満足だ

804
01:47:26,666 --> 01:47:28,833
この世に

805
01:47:28,916 --> 01:47:30,583
心残りはないの？

806
01:47:32,291 --> 01:47:34,458
この世界には

807
01:47:35,333 --> 01:47:40,333
誰もが身一つで訪れ
何も持たずに去ってゆく

808
01:47:41,875 --> 01:47:43,166
では 私は？

809
01:47:44,958 --> 01:47:48,666
あなたもいなくなったら

810
01:47:50,625 --> 01:47:52,583
何を残したらいいの？

811
01:47:54,125 --> 01:47:55,916
そなたと私は違う

812
01:47:58,583 --> 01:48:01,291
この世界で唯一の存在だ

813
01:48:02,416 --> 01:48:06,791
その血の中には
人々の運命が溶け込んでいる

814
01:48:08,250 --> 01:48:10,458
だからこの世に

815
01:48:12,208 --> 01:48:14,166
その名を残すのだ

816
01:48:20,375 --> 01:48:22,541
名前が多すぎて

817
01:48:29,833 --> 01:48:32,166
全部忘れてしまった

818
01:48:34,458 --> 01:48:35,458
いいや

819
01:48:39,416 --> 01:48:41,458
私は覚えている

820
01:48:46,833 --> 01:48:51,791
永遠に
忘れることはないだろう

821
01:49:43,291 --> 01:49:44,708
そなたの名は

822
01:49:46,958 --> 01:49:48,416
芳月だ

823
01:49:54,541 --> 01:49:57,041
長年携えた短剣を

824
01:49:59,125 --> 01:50:00,333
そなたに送る

825
01:50:04,583 --> 01:50:06,166
どうしても行くの？

826
01:50:08,208 --> 01:50:09,791
禍蛇を持つそなたの

827
01:50:11,458 --> 01:50:13,125
気持ちを知った今

828
01:50:14,500 --> 01:50:15,833
行かねばならぬ

829
01:50:19,166 --> 01:50:20,375
それなら

830
01:50:23,166 --> 01:50:24,875
あなたの気持ちは？

831
01:50:35,791 --> 01:50:37,125
分かりました

832
01:50:47,875 --> 01:50:49,458
剣の名前は？

833
01:50:52,583 --> 01:50:53,708
つけていない

834
01:50:56,833 --> 01:50:58,583
では“芳月”と

835
01:51:04,583 --> 01:51:06,250
お持ちください

836
01:51:08,166 --> 01:51:09,708
いつの日か

837
01:51:11,875 --> 01:51:13,708
私がやり残したことを

838
01:51:15,875 --> 01:51:17,500
芳月が果たすはず

839
01:53:24,791 --> 01:53:25,625
博雅

840
01:54:16,791 --> 01:54:17,791
清明

841
01:54:18,958 --> 01:54:20,250
教えてやろう

842
01:54:21,625 --> 01:54:24,708
真の守護呪というものをな

843
01:54:37,708 --> 01:54:39,333
それなら　この世に

844
01:54:39,416 --> 01:54:42,041
守りたい人がいなくなれば？

845
01:54:43,875 --> 01:54:47,333
公主
何をするつもりですか？

846
01:54:47,958 --> 01:54:49,791
不老不死の身で

847
01:54:52,500 --> 01:54:54,041
苦しむだけなのに

848
01:54:54,125 --> 01:54:55,708
禍蛇がいなければ

849
01:54:57,041 --> 01:54:59,250
不老不死ではなくなる

850
01:55:01,458 --> 01:55:02,708
私をだました？

851
01:55:02,791 --> 01:55:04,666
それは違う

852
01:55:06,250 --> 01:55:07,291
だから

853
01:55:09,958 --> 01:55:12,666
あなたも私をだまさないで

854
01:55:15,250 --> 01:55:16,916
言ったはず

855
01:55:20,791 --> 01:55:22,500
永遠に私を守ると

856
01:55:35,541 --> 01:55:36,666
芳月

857
01:57:59,083 --> 01:58:03,000
陰陽師の意義は
勝ち負けではなく

858
01:58:03,083 --> 01:58:04,750
守ることにある

859
01:58:06,333 --> 01:58:07,500
清明よ

860
01:58:08,250 --> 01:58:12,000
そなたが
守りたいと思うものを見つけ

861
01:58:12,083 --> 01:58:14,250
この世界に

862
01:58:14,333 --> 01:58:16,375
その名をとどめよ

863
01:58:59,416 --> 01:59:00,500
感謝する

864
01:59:02,625 --> 01:59:04,375
感謝するのは私だ

865
01:59:06,291 --> 01:59:10,416
やっと 本当の陰陽師に
なれた気がする

866
01:59:19,250 --> 01:59:20,708
師匠が世を去る前―

867
01:59:20,791 --> 01:59:22,250
“東にゆけ”と

868
01:59:23,666 --> 01:59:25,416
最後の教えだった

869
01:59:26,541 --> 01:59:28,583
それが何を意味するのか

870
01:59:28,666 --> 01:59:32,083
今になって
理解できた気がする

871
01:59:34,416 --> 01:59:35,791
兄弟子から

872
01:59:37,000 --> 01:59:38,458
聞いたことがある

873
01:59:39,666 --> 01:59:43,125
若い頃 師匠は
天都にいたことがあると

874
01:59:45,291 --> 01:59:48,333
何をしていたのかと
聞いてみたが

875
01:59:49,458 --> 01:59:53,291
師匠は
決して教えてくれなかった

876
01:59:55,125 --> 01:59:56,666
ようやく分かった

877
01:59:57,625 --> 01:59:59,916
師匠はこの地にあって

878
02:00:01,125 --> 02:00:02,791
心血をそそぎ

879
02:00:02,875 --> 02:00:06,375
自分と同じ強さを持つ
式神を作っていた

880
02:00:06,958 --> 02:00:11,583
そこに込められた
芳月への強い思いが

881
02:00:12,500 --> 02:00:14,916
鶴守月の中を満たしている

882
02:00:17,750 --> 02:00:19,000
芳月を

883
02:00:21,416 --> 02:00:23,041
永遠に守るのだ

884
02:00:31,500 --> 02:00:32,958
何をお考えで？

885
02:00:38,083 --> 02:00:40,416
会えない人のことを

886
02:00:43,708 --> 02:00:45,583
陛下がお望みなら

887
02:00:45,666 --> 02:00:47,875
どんな姿にもなれます

888
02:00:47,958 --> 02:00:49,208
その人の姿にも

889
02:00:52,166 --> 02:00:53,625
見かけだけだ

890
02:00:55,000 --> 02:00:59,041
お望みであるか否か
それだけをお答えください

891
02:01:08,541 --> 02:01:10,166
鶴守月がしたことは

892
02:01:11,791 --> 02:01:14,458
女帝の望みをかなえようと

893
02:01:15,708 --> 02:01:18,166
思い人の姿になっただけ

894
02:01:32,583 --> 02:01:35,166
師に背くつもりなどなかった

895
02:01:36,416 --> 02:01:39,333
師の“永遠”とは
芳月を守ること

896
02:01:39,416 --> 02:01:41,666
だが鶴守月は芳月のために

897
02:01:43,125 --> 02:01:46,416
“永遠の命”を
手に入れようとした

898
02:01:48,416 --> 02:01:49,666
そうやって

899
02:01:50,666 --> 02:01:52,791
芳月を守るという―

900
02:01:54,666 --> 02:01:58,208
使命を果たそうとしたのだ

901
02:02:20,166 --> 02:02:21,916
来世は

902
02:02:22,000 --> 02:02:23,750
人として生まれたい

903
02:02:25,083 --> 02:02:26,750
人はつらいから

904
02:02:29,041 --> 02:02:31,541
私は月に生まれ変わりたい

905
02:02:33,125 --> 02:02:35,250
ではまた鶴守月になって

906
02:02:36,833 --> 02:02:38,333
あなたを守ります

907
02:03:39,000 --> 02:03:41,541
この世界で 善と悪は共存し

908
02:03:42,291 --> 02:03:44,416
陰と陽の合わせ鏡のように

909
02:03:44,500 --> 02:03:45,916
絡み合っている

910
02:03:47,541 --> 02:03:51,250
人と妖魔
どちらにも欲望はあり

911
02:03:52,041 --> 02:03:53,583
善と悪を併せ持つ

912
02:03:56,666 --> 02:03:58,333
数十年後

913
02:03:58,416 --> 02:04:01,333
禍蛇は
どこかに降臨するだろう

914
02:04:01,416 --> 02:04:03,666
少なくとも今を守らなければ

915
02:04:05,541 --> 02:04:07,208
その時は

916
02:04:07,291 --> 02:04:08,833
一緒に戦おう

917
02:04:10,166 --> 02:04:12,791
どういう風の吹き回しだ？

918
02:04:13,541 --> 02:04:15,291
以前とは違うな

919
02:04:15,375 --> 02:04:18,291
式神を従える私を
嫌がっていたのに

920
02:04:18,375 --> 02:04:21,333
最後は
私の式神になってくれた

921
02:04:26,333 --> 02:04:27,750
あれは朱雀だ

922
02:04:28,458 --> 02:04:29,416
私じゃない

923
02:04:51,583 --> 02:04:53,375
殺生石が言っていた

924
02:04:54,208 --> 02:04:56,208
“お前はあの笛吹きか？”と

925
02:04:58,250 --> 02:05:01,375
我々の縁は
笛の音から始まった

926
02:05:03,083 --> 02:05:06,583
今日もまた 私は笛の音で

927
02:05:08,041 --> 02:05:09,791
お前を見送ろう

928
02:05:46,250 --> 02:05:48,458
弓は敵を殺すためのもの

929
02:05:49,791 --> 02:05:51,000
だが今は

930
02:05:52,333 --> 02:05:55,041
茫漠(ぼうばく)とした海を漂うお前を

931
02:05:56,125 --> 02:06:00,000
故郷に送るため
行き先を導いてくれるだろう

932
02:06:35,500 --> 02:06:41,625
月星は清明として

933
02:06:41,708 --> 02:06:47,875
博雅が弦を楽しむ

934
02:06:48,541 --> 02:06:51,666
月星は清明として
博雅が弦を楽しむ

935
02:12:36,250 --> 02:12:43,250
願わくば守るべき人と
共に過ごさんことを

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日本語字幕　三好 祥子

